長崎県立大学学術リポジトリ >
看護栄養学部紀要 >
第15巻 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/10561/1264
|
タイトル: | 長崎の観光における内部障害者の食に関する ユニバーサルツーリズムに関する研究 −宿泊施設・飲食店での腎疾患患者に対する食事提供の現状と課題− |
タイトル(別表記): | Study on the Meal for Internal Disabled Person During the Sightseeing of Nagasaki in the Universal Tourism. : Current Situation and Issue of the Meal Offer for Kidney Disease Patients in Accommodations or Restaurants. |
著者名: | 石見, 百江 武藤, 慶子 大曲, 勝久 吉田, 恵理子 永峯, 卓哉 松本, 幸子 |
著者名(別表記): | IWAMI, Momoe MUTO, Keiko OMAGARI, Katsuhisa YOSHIDA, Eriko NAGAMINE, Takuya MATSUMOTO, Sachiko |
発行日: | 2017年3月 |
出版者: | 長崎県立大学看護栄養学部 |
雑誌名: | 県立長崎シーボルト大学看護栄養学部紀要 |
巻: | 15 |
開始ページ: | 51 |
終了ページ: | 57 |
ISSN: | 18841759 |
抄録: | 内部障害者が旅行先で安心して飲食をするためには、「食に関するバリアフリー化を目指した観
光地づくり」の推進が重要となる。そこで、外食・宿泊施設での食事提供に関する現状と課題を
明らかにすることを目的として、長崎市内の関連施設を対象に、腎疾患患者に対してより適切な
「食」を提供するためのアンケート調査と半構造化面接によるインタビューを実施した。食事提供
をする上で個別対応数が最も多かったのは、修学旅行などでの喫食者の1 割を占める食物アレル
ギー対応だった。腎疾患患者は、直接施設側へ食事内容への要望が少なく、個別対応率は低かっ
た。近年は健康的な食事を臨機応変に提供することへの理解が進み、予め要望を伝えればできる限
り対応したいという意見が多く、食事提供に対する心構え、使命感が高かった。その一方で、「食
のバリアフリー化」を推進するためには、疾病について知識を持った人の配置の検討が必要で、対
応する内容が複雑化すると、ヒューマンエラーや責任問題が生じる課題が示された。サービスをシ
ステム化し、対応範囲を患者側と食事提供側で検討する必要がある。今後は、実現可能な食のバリ
アフリー化を目指し、患者と食事提供施設の互いの立場を尊重し、対応可能な範囲を可視化して示
すことが重要と考えられた。 |
キーワード: | ユニバーサルツーリズム 腎疾患患者 食事提供 食のバリアフリー化 |
URI: | http://hdl.handle.net/10561/1264 |
出現コレクション: | 第15巻
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|