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タイトル: 哺乳動物肝細胞における非環式ジテルペノイドGGA 代謝産物の同定 −− 特にリン脂質画分の解析
著者名: 四童子, 好廣
岡本, 恭子
佐上, 博
田端, 佑規
著者名(別表記): SHIDOJI, Yoshihiro
OKAMOTO, Kyoko
TABATA, Yuuki
SAGAMI, Hiroshi
発行日: 2018年3月31日
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 学長裁量研究成果報告
巻: 平成29年度
号: シーボルト校
開始ページ: 1
終了ページ: 4
抄録: ゲラニルゲラノイン酸(GGA)はハーブなどに含まれるジテルペノイドであるが、動物実験やヒト肝癌細胞培養系で、発癌抑制作用を持つ。これまで、GGAはヒトなどの動物細胞においても生合成されることを示してきた。そこで、今年度はヒト肝癌由来細胞株やラットの各臓器を用いてGGA生合成の可能性を検討したところ以下の主な結果が得られた。1)ヒト肝癌由来細胞株HuH-7の内因性GGAがMAOB阻害剤(Tranylcypromine)処理により著滅した。2)培地にゲラニルゲラニオール(GGOH)を添加すると大量のGGAが蓄積された。3)その時のGGAは遊離画分以外にリン脂質画分に観察された。以上の結果から、GGAはヒトの細胞においてもメバロン酸からGGOHを中間体として生合成され、さらにリン脂質画分にエステル型として蓄積される可能性が示された。
キーワード: メバロン酸経路
リン脂質
炎症
内容記述: カラー図版あり
URI: http://hdl.handle.net/10561/1499
出現コレクション:H29 シーボルト校

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