DSpace DSpace English
 

長崎県立大学学術リポジトリ >
学長裁量研究成果報告 >
H29 シーボルト校 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/10561/1516

タイトル: 逆線形平行移動を与える曲線の存在について
著者名: 永野, 哲也
著者名(別表記): NAGANO, Tetsuya
発行日: 2018年3月31日
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 学長裁量研究成果報告
巻: 平成29年度
号: シーボルト校
開始ページ: 1
終了ページ: 2
抄録: 申請者(永野)は、これまでフィンスラー空間のベクトルの線形平行移動について研究してきた。研究の結果、平行移動したベクトル(終ベクトル=暗号文)を同じ曲線に沿って逆に平行移動で戻しても、始めのベクトル(初期ベクトル=平文)に、一般には戻らない(平行移動の非対称性)。初期ベクトル(平文)にもどすには、別の曲線を上手く見つけて平行移動しなければならない。しかし、この「曲線に沿うベクトルの平行移動の非対称性」は新公開鍵暗号の開発に応用できる可能性がある。はじめに与える曲線を「公開鍵」、終ベクトルを初期ベクトルに戻す別の曲線を「秘密鍵」とした幾何構造を応用した公開鍵暗号が開発できれば公開鍵暗号を作る新しい側面(幾何構造)を提供し、暗号技術の拡大を図ることにつながると期待できる。今回の目的は、暗号としての安全性や秘密性が数学的に担保されるかを研究することである。
キーワード: フィンスラー空間
線形平行移動
公開鍵暗号
URI: http://hdl.handle.net/10561/1516
出現コレクション:H29 シーボルト校

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
H29シ_nagano.pdf116.69 kBAdobe PDF見る/開く

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

長崎県立大学附属図書館