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http://hdl.handle.net/10561/1814
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タイトル: | 齧歯類の舌組織における味蕾の分布及び 部位別の味細胞の増殖能 - HE 染色標本とPCR 法および免疫組織化学的解析を用いた検討- |
タイトル(別表記): | Morphological and proliferative characteristics of rodent taste cells in different tongue regions |
著者名: | 花村, 衣咲 城内, 文吾 柴崎, 貢志 大澤, 得二 |
著者名(別表記): | HANAMURA, Isaki SHIROUCHI, Bungo SHIBASAKI, Koji OSAWA, Tokuji |
発行日: | 2022年3月 |
出版者: | 長崎県立大学 |
雑誌名: | 長崎県立大学看護栄養学部紀要 |
巻: | 20 |
開始ページ: | 105 |
終了ページ: | 113 |
ISSN: | 18841759 |
抄録: | 味覚は五感の中でも、味の認識、つまり劇毒物の侵入を排除するために必須の機構である。また、自身
の嗜好に応じて、美味しいものを効率的に摂取するためにも重要な感覚機構である。味覚感知の閾値は舌
の部位ごとに異なる可能性が高いが、その分子基盤は明らかではない。そこで本研究では、味蕾分布を部
位ごとに評価した。ラット舌組織のHE 染色により、有郭乳頭周辺上皮の凹入は浅く、有郭乳頭側面の上
皮内に数個の味蕾が分布していた。葉状乳頭では、舌側面に多数みられ、葉状乳頭の上皮内に多数の味蕾
が分布していた。茸状乳頭は、舌背に一様に分布しており、味蕾は各茸状乳頭の上面に単一で存在していた。
これらが舌の部位ごとに味覚の感知能力に違いをもたらしている可能性は大いに高いと考えられる。また、
マウス舌組織の凍結切片を用いた免疫組織学的解析より、味蕾内に増殖マーカーであるKi67 陽性細胞が多
数存在することを観察した。このため、舌の部位ごとに味細胞の増殖能が異なり、味蕾内の味細胞の構成
が日々ダイナミックに変動する可能性がある。これらも舌の部位ごとに味覚の感知能力を変化させる一因
となっている可能性がある。 |
キーワード: | 味覚 味細胞 味蕾 増殖 免疫組織化学 |
内容記述: | カラー図版あり |
URI: | http://hdl.handle.net/10561/1814 |
出現コレクション: | 第20巻
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