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タイトル: ナノポア解析による子宮内膜脱落膜化の統合的理解
タイトル(別表記): Integrated understanding of endometrial decidualization by nanopore analysis
著者名: 田中, 進
岡田, 英孝
村田, 紘未
著者名(別表記): TANAKA, Susumu
OKADA, Hidetaka
MURATA, Hiromi
発行日: 2023年3月31日
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 学長裁量研究成果報告書
巻: 令和4年度
号: シーボルト校
開始ページ: 1
終了ページ: 2
抄録:  ヒト子宮内膜が脱落膜へと分化することにより受精卵の着床と妊娠の維持が可能となる。この脱落膜化は排卵後の卵巣黄体が分泌するプロゲステロンにより促進され、子宮内膜に含まれる脱落膜化した間質細胞(Endometrial Stromalcells; EnSC)がIL15ならびにGAL9を合成・分泌し、それらが子宮特異的NK細胞の分化と抗炎症を促し、子宮内膜は免疫寛容(胚受容能)を獲得する。一方、脱落膜化の異常が着床不全や不育症をもたらすことが知られているが、その発症機序は明らかではなく、そのため治療法も確立されていない。EnSCの脱落膜化プロセスを知るためのアプローチとして、網羅的遺伝子発現解析により脱落膜化に伴い変化する遺伝子群から推測する方法があるが、逆転写/増幅プロセス/ ハイブリステップ/アダプター等の付加/光学系の検出といったバイアスステップを無視することができず、生理的な状態を捉えているとは言い難いのが現状である。そこで本研究では、これらステップを用いずRNAをRNAのまま塩基配列を決定することが可能であるナノポアシークエンス技術を用いて子宮内膜脱落膜化の新規分化機構や新規の機能を同定した。
キーワード: ナノポアシークエンス
子宮内膜
脱落膜化
内容記述: カラー図版あり
URI: http://hdl.handle.net/10561/1980
出現コレクション:R4 シーボルト校

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