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タイトル: ヒト子宮内膜間質細胞の脱落膜化ならびに 老化モデルの作製
タイトル(別表記): Decidualization of the human endometrial stromal cells and agin g models
著者名: 田中, 進
麩谷, 健介
吉田, 南海香
澤近, 美彩
著者名(別表記): TANAKA, Susumu
FUTANI, Kensuke
YOSHIDA, Namika
SAWACHIKA, Misa
発行日: 2024年3月
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 長崎県立大学看護栄養学部紀要
巻: 22
開始ページ: 39
終了ページ: 50
ISSN: 1884-1759
抄録: ヒトにおいて胚が着床するためには、子宮内膜に含まれる間質細胞が着床に先んじて脱落膜化する必要がある。実験動物においては胚着床後にのみ脱落膜化が開始されるため、ヒトの脱落膜化の研究を行う際に実験動物は適さない。そのため、脱落膜化の研究はヒト子宮内膜組織より単離された初代培養ヒト子宮内膜間質細胞を用いて研究が行われてきた。本研究ではヒト子宮内膜間質細胞株である KC02-44D 細胞に対して細胞膜透過性の 8-Bromo-cAMP を用いることで脱落膜化に要する時間を短縮したモデルを作製し、その後の脱分化も確認した。さらに酸化ストレスによる老化モデルを作製した。老化モデルでは脱落膜化マーカーの発現に変化は生じなかった。一方で、老化モデルは炎症性サイトカインを含む細胞老化関連分泌形質の産生・分泌が亢進しており、分泌された細胞老化関連分泌形質が周りの細胞の脱落膜化や胚着床に何らかの影響を与えている可能性が示唆された。
キーワード: 子宮内膜
脱落膜化
cAMP
老化
URI: http://hdl.handle.net/10561/2026
出現コレクション:第22巻

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