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タイトル: ラットを用いた長崎県産キクイモの2型糖尿病発症予防効果に関する研究
タイトル(別表記): Research on the preventive effect of Jerusalem artichoke produced in Nagasaki prefecture on the onset of type 2 diabetes using rats
著者名: 世羅, 至子
本郷, 涼子
岡本, 恭子
川邊田, 晃司
著者名(別表記): SERA, Nobuko
HONGO, Ryoko
OKAMOTO, Kyoko
KAWABETA, Koji
発行日: 2024年3月29日
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 学長裁量研究成果報告書
巻: 令和5年度
号: シーボルト校
開始ページ: 1
終了ページ: 1
抄録: キクイモの主成分であるイヌリンはプレバイオティクスのひとつであり、血糖上昇抑制作用が注目されている。本研究では、2型糖尿病発症に関与する過食や肥満といったインスリン抵抗性に関わる環境因子、膵β細胞からのインスリン分泌が弱いといった遺伝的因子に注目し、それぞれの因子を疑似的に再現する動物モデルを用いて長崎県産キクイモパウダーの2型糖尿病発症予防効果とその機序について検討した。実験① 環境因子と遺伝的体質のない、正常状態のラットではキクイモの摂取による身体的な変化および耐糖能の変化はみられなかった。実験② 環境因子として、正常ラットに過食が加わる際はインスリンの分泌を増加させ、グルコース値の上昇を抑制することが示唆された。実験③ 遺伝的体質を持つSDTラットにおいて、キクイモの摂取はインスリン感受性を保持し、同時にインスリンの分泌を促し、血糖上昇を抑制していると思われた。 糖代謝異常を引き起こす環境因子あるいは遺伝的体質がある状態において、キクイモパウダー摂取はインスリン分泌を促進しインスリン感受性を保持する機序が示唆された。
キーワード: キクイモ
糖代謝
プレバイオティクス
URI: http://hdl.handle.net/10561/2065
出現コレクション:R5 シーボルト校

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