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タイトル: 非肥満・非アルコール性脂肪性肝疾患患者の臨床経過~肥満・非アルコール性脂肪性肝疾患患者との比較~
タイトル(別表記): Clinical features of patients with non-overweight, non-alcoholic fatty liver disease
著者名: 大曲, 勝久
加藤, 滋子
貞包, 由紀子
佐藤, 美貴
浜崎, みづほ
長岡, 清子
森川, 俊一
長部, 雅之
瀬良, 敬祐
著者名(別表記): OMAGARI, Katsuhisa
KATO, Shigeko
SADAKANE, Yukiko
SATO, Miki
HAMASAKI, Mizuho
NAGAOKA, Seiko
MORIKAWA, Shun-ichi
OSABE, Masayuki
SERA, Keisuke
発行日: 2010年3月
出版者: 長崎県立大学看護栄養学部
雑誌名: 県立長崎シーボルト大学看護栄養学部紀要
ISSN: 1346-6380
抄録: 非肥満者(BMI 25 / 未満)の非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease, 以下、NAFLD)患者61名における約7年間の経過(2000年~2007年度)を、肥満者(BMI25 / 以上)のNAFLD 患者85名と比較検討した。2000年における体脂肪率は男女ともに非肥満者が 有意に低く(p<0.001)、臨床検査値では、非肥満者において収縮期血圧および拡張期血圧が有 意に低かった(p=0.004およびp=0.002)。性別や年齢、血清AST、ALT、総コレステロール、 トリグリセリド、尿酸、空腹時血糖には差はなかった。Body mass index や体脂肪率の経過は肥 満者NAFLD 患者のそれらと差は認められなかったが、収縮期および拡張期血圧の低下は非肥満 者NAFLD 患者で有意に小さかった(p=0.014およびp=0.004)。しかし、血圧はいったん発症 したNAFLD の経過に影響を与える因子ではなかった。約7年後に脂肪肝が消失した群は、脂肪 肝が継続していた群に比べて空腹時血糖の低下がみられた(p=0.001)。非肥満者における NAFLD 発症の要因とその経過および予後は十分解明されておらず、今後、栄養素摂取量の解析 を含めて、詳細に検討すべきと考えられた。
キーワード: 脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患、肥満、血圧、臨床経過
URI: http://hdl.handle.net/10561/656
出現コレクション:第10巻

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