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http://hdl.handle.net/10561/923
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タイトル: | 韓国人の三つの戦争と日韓関係 |
タイトル(別表記): | Three wars of the Koreans and the Japanese-Korean relations |
著者名: | 李, 炯喆 |
著者名(別表記): | LEE, Hyong Cheol |
発行日: | 2013年1月11日 |
出版者: | 長崎県立大学 |
雑誌名: | 研究紀要 |
号: | 13 |
開始ページ: | 77 |
終了ページ: | 87 |
ISSN: | 1883-8111 |
抄録: | 韓国人は太平洋戦争からベトナム戦争まで僅か20余年の間三つの戦争を経験した。三つの戦争のうち、太平洋戦争は他国戦争に動員された戦争であり、朝鮮戦争は同民族間の戦争でありながら、米ソ冷戦に影響されたイデオロギー戦争でもあって、今も朝鮮戦争の残滓は韓国社会に散在している。ベトナム戦争は韓国軍が余所の国で行った戦争で、イデオロギー戦争でありながら加害戦争でもある。三つの戦争の性格が異なるうえ、1980 年代半ば以後韓国の民主化とともに埋もれていた真相が明らかになり、従来の戦争認識にも多様な変化があった。なお、韓国人の三つの戦争は日本も直間接的に関わった戦争であり、戦争の負の遺産は韓国社会のみならず日本と東アジアにも影を落としている。真実をより客観的に認識するためには更なる議論と時間を要する。 |
キーワード: | 他人の戦争 イデオロギー戦争 同民族間の戦争 加害戦争 真の理解 |
URI: | http://hdl.handle.net/10561/923 |
出現コレクション: | 第13号
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